なんらか特定の問題についてひたすら考え続けた結果、その問題の根っこと思える真理を発見した気になる、ということがあって、一方でその真理に必殺技を直撃させることで一連の問題が雲散霧消するか……というとそうでもない気がする、あるいは必殺技のパワーに自信がない、ということで、どうしたらいいのか全くわからなくて途方に暮れていた。
暮れていたんだけど、いろいろ会話したりすることで次の答えがわかってきて、
- 問題の根っこがわかっているからといって、問題の根っこを一発で解消することだけを考える必要はない
- その根っこに向かって、枝分かれしている個々の問題に対処していけばいい、という考え方
- 結局個々の問題に対処していくんだったら、それぞれを場当たり的に解消するのと変わらなくて、問題の根っこがわかっている必要はないのでは?という気がしていたけど、問題たちが脳内で適切につながっていたほうが、個々の問題の優先順位や依存関係について議論しやすい、というアドバンテージが考えられる
- そのマスにたどり着くまで何が書いてあるのかわからないすごろくよりは、すべてのマスの文言が見通せるすごろくのほうが不確実性が少ないはず (本当に?)
- また、問題の根っこがわかっているからといって、そこに一直線に向かっていく道筋を考えるのが最適とは限らない
- 一歩進みはするものの、一歩下がって二歩進んでいるのでは?と思い始めると、損したような気持ちになってしまうけど、そうすることで進むことというものもある
書いてみると当たり前じゃんって感じだけど、根っこの問題がデカすぎるのでは???という厳しい気分に支配されると何も考えられなくなってしまうし、しかしながら真理を発見したのだからそこに一発カマしてやりたいぜ、という感情も湧いてくる。一方で、根っこの問題が本当にデカすぎるものだった場合、そのことを正しく理解していて損することはない……とも思うので、要はバランスだなと思った。この話にオチはない。