星新一のショートショートじゃない本を読んだ

なぜなら暇だから……

星新一ショートショートは小学校高学年くらいのときにめちゃくちゃ読んでいて、新潮文庫や角川文庫で刊行されているもののうち、少なくとも8割くらいは買ってもらっていたような気がするくらいだけど、ショートショートじゃないほうの著作にはほとんど触れてこなかった。

文庫本の巻末には、同じ著者などの著作の紹介なんかが載っているコーナーがあると思うけど、そこで目に入っても異質すぎて当時はあまりピンときていなかった。が、「夜明けあと」を数年前に Kindle で買ったまま積んでいたのをたまたま見つけて読んでみたところ、そのまま勢いよく他の2冊まで買って読み進めてしまった。内容はそれなりにハードだったりもするけど、慣れ親しんだ雰囲気の文体だからか、どんどん読み進められた気がする。

夜明けあと (新潮文庫)

夜明けあと (新潮文庫)

この「夜明けあと」は、明治時代のまあまあしょうもないニュース (と歴史の授業で習うような出来事) を時系列に淡々と並べていくという体裁になっている。星新一は大正時代の生まれなので、彼にとっても生前の出来事を扱っているということになる。

内容もさることながら、巻末に明治天皇が亡くなった際に存命だった著名人の年齢が一覧されていたりと、自分の近現代史に対するかなりぼんやりしたイメージをやや妙な方向から補うことができる本だった。明治時代はもう100年以上前に終わっているけど、世の中変わっていいるのか変わっていないのか、という感じでおもしろい。

かすかにデジャヴ感があるような……という気もしたけど、大分合同新聞のミニ事件簿のことを思い出していたのかもしれない。紙面だと夕刊に載っているやつで、実家にいたときは結構読んでいた。

www.oita-press.co.jp

明治・父・アメリカ (新潮文庫)

明治・父・アメリカ (新潮文庫)

  • 作者:新一, 星
  • 発売日: 1978/08/27
  • メディア: 文庫

「明治・父・アメリカ」は、星新一の父である星一の半生についての伝記的な本。

いわきの名士の家に生まれた星一は、凄まじいやっていきを発揮しておりすごい、というのがあまりにも雑な感想……。努力を重ね、上京や渡米、アメリカでの起業を成し遂げ、いろいろあり星製薬を立ち上げたというところで終わる。その道のりの激しさだけでも十分面白いという本だと思うけど、これもまた当時の日本とアメリカの雰囲気を知ることができる本だと言える。とくに、日本からアメリカに留学や出稼ぎなりで渡っていた人々がどのように暮らしていたのか、という話題も楽しめる。

人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫)

人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫)

  • 作者:新一, 星
  • 発売日: 1978/07/27
  • メディア: 文庫

「人民は弱し 官吏は強し」は、星一が星製薬を創業し、それを更に成長させる中でアルカロイド系薬品に目をつけ、ケシ (アヘン) からのモルヒネの生成などを通して事業を伸ばしていたところ、競合や時の政府に目をつけられて大変な目にあう、というような内容の本。

これだけ読んでいると、帝国時代の政府はひどすぎるのでは、みたいに思ってしまうけど、この本に出てくる人名だったりでいろいろ調べていると、どうもそれだけではないのかもしれない、というような気もしてくる。とはいえ、星一がかなり理不尽な目に合っているのはそれはそれで事実であるようにも思えるし、あまり単純に片方を断罪できたりする話題でもないよな、というのが正直な感想。

もっと調べてみたい感じもするけど、ここから先は半分学術書みたいな本が次々出てくるという雰囲気で少しハードルが高い……。この話題を追うために次に読むとしたらこのあたりになるんだろうと思う:


という感じで、もともとゴールデンウィーク中に読み進めようと思っていた本はそんなに読めていない!! あと24時間ちょいしかないけどどこまでいけるかね

お題「#おうち時間

場の雰囲気みたいなものに押されてなんかをやる、みたいなのってあるよなーという話。

書いてから思ったけど、社交的ではないからこそこういう感情になっているのかもしれない。場のバフがなくなっているのでまったく行動を起こす気がなくなっているみたいな。なんか全体的にこれまでの貯金を切り崩して生きている感じがすごい (金の話ではなく)

衆議院議員の被選挙権を得たブレスト

25歳の誕生日でしたっていうだけの話です。


最近は主に労働をしている、しているんだけどなんかうまくできてないなと感じてしまうことが多い。いろいろ話題はあると思うし言語化するのが難しいんだけど、こういう話:

  • 一を聞いて十を知る、的な空気読みムーブがわりとできる方だと自覚している
    • のが裏目に出ることがだんだん増えてきた
      • もちろんこれが役に立つこともあって、障害対応とかのときに一発で原因を当てられると気持ちいいみたいな話とかはあるんですが……
        • それはそれでどうなのかって話題はある
    • わかった気になっている事が多い、のではないか
    • ビジネスコミュニケーション的なのも下手
      • いわゆる「コミュ力」的なアレではなくて、もっと本質的なやつ
      • これは向き不向きもあるけど、スキルとして磨いていけるものだよね、という話はしているが……
      • 仕事してるときに常に意識できてないのでそりゃそうじゃんという感じはする、、
  • 苦手なことを克服していくのが苦手なのではないか
    • 飽きっぽい、諦めがち
    • 関係ないかもしれないけど昔からなにかをコツコツ続けてやり遂げたことがない気がする
      • あるか?
  • 雰囲気だけで乗り越えられなくなった瞬間に無力になる感じ

みたいなことをここ1年くらい感じ続けている。多少は自覚して行動できることも増えたような気はするけど、平均的にはまだ全然、という感じがしているし、同僚はこういうのが上手な人が多いので、比べてしまうともうちょいなんとかならんのか…… という気持ちになってしまう *1

文章にするとめっちゃダウナーだなって感じだけど、気温と気圧の変動がガバガバすぎて自律神経が滅びてるのがわるいだけの気もする。とはいえ落ち込んでいるだけではなくて、わりと真剣に課題感を感じてるし、なんとかしたい (雑) と思ってます。自我を持ったころからこういう感じだったのではないか、みたいなエリアの話でもある気もするので、そんなにかんたんな話ではない気もするけど……。参議院議員の被選挙権を得るころにはどうなってるんですかね。

それともうひとつ、運動とかしてなさすぎて体力がめっちゃ落ちてきてるという実感がやばい。筋肉もなんか滅びつつあるし、こういう感じなので自律神経が失調しがちという話もあると思う……。

ひとまず何が課題なのかわかってる (と思い込んでいる) のはそれはそれで幸せなことかもしれないなという気もしてきた。とりあえずこれは願望の一覧です: 本以外


関係ないけど今年に入ってから一番聴いた曲聴いてください:

*1:劣等感を感じてないといえば嘘になるけど、なんかそういうのとはちょっと違うのよな……

JPEG には大きく分けて 2 種類ある

JFIF: JPEG File Interchange Format

  • JPEGエンコードされた画像ファイルの形式の規格
  • バイナリエディタJPEG ファイルを開くと先頭の方に JFIF って書いてあるよね、っていうのの JFIF です
    • そうとも限らんよという話をこれからするわけですが
  • たぶんウェブで流通してる JPEG ファイルはこっちのことのほうが多いのではないかなという印象がある (根拠はまったくない)

Exif: Exchangeable Image File Format

  • Exif っていうと、なんとなくデジカメの撮影時の情報がなんか JPEG に埋め込まれてるアレのことじゃねーの、と思うんだけど、実際には Exif というのはファイルフォーマットの規格である
  • 我々がふだん Exif 情報などと呼んでいるアレは、APP1 Application Marker Segment ってとこに入っている (上記仕様の「4.5.4 JPEG圧縮データの基本構造」)
  • Exif ファイルは JPEG であるとは限らない (「3.2 Exif画像ファイル規定」「3.3 Exif音声ファイル規定」)
    • 音声!!!

上記の両者には微妙に互換性がないと思われている。それぞれの Wikipedia の項目を見るとなんとなく察しがつくかもしれないけど、Application Marker Segment の部分が別物になっている。実際の画像の部分 (曖昧な表現で逃げている) は同じっぽい。

This is because both standards specify that their particular application segment (APP0 for JFIF, APP1 for Exif) must immediately follow the SOI marker.

https://en.wikipedia.org/wiki/JPEG_File_Interchange_Format#Compatibility

JFIF では APP0 が必須で APP0 にしか言及されていないが、ExifJPEG 圧縮データでは APP1 が必須、必要に応じて APP15 までいけるで! という感じになっている (「4.5.5 アプリケーションマーカセグメント」)。

参考文献

ライブラリコンペア - masawada Advent Calendar 2019

ライブラリコンペア
『エグゼ3』より実装。データライブラリを通信相手と比較し、自分が未入手で相手が持っているバトルチップのデータを、お互いに得ることができる。
このままでは実際に入手したことにはならないが、データを入手したチップは、同時に実装された「取り寄せサービス」を利用することで(本来購入不可のも含めて)購入ができるようになる。

ロックマンエグゼシリーズ - Wikipedia

突然ですが、これを Spotify でやっていきます。

ルール

  1. id:masawada さんがギリギリ認識してなさそうな曲を僕が挙げる
    • 認識している の定義が曖昧、という問題がありますが、masawada さんが認識していると思ったら認識している、という定義でいったんいきましょう
    • どれくらいの量を挙げるべきかという話もあります、決めの問題なので今回はとりあえず合計 60 分を目安ということにしました
  2. id:masawada さんにその曲たちをピャッと試聴していただき、それぞれ N 点満点で評価していただく
    • 評価するというと大げさですが、iTunes で星 5 つつけるとしたらなんぼにしますかくらいの感じです
    • masawada さんがその曲を認識していなかったら N 点獲得、認識していたら N 点減点
      • レコメンドエンジンの評価みたいなイメージです (本当に?)
    • 最終的な合計点数になんの意味があるのかは宿題とします

それではお聴きください

masawada Advent Calendar 2019 Day. 23 on Spotify


この記事は masawada Advent Calendar 2019 23 日目でした。本当は RealityKit でサクセスしようとしたけどあまりに何もわからなかった……。昨日は id:Windymelt さんの Common Lispでマサワダを生成します - Lambdaカクテル でした / 明日は id:papix さんです。

Music.app (iTunes) が MP3 ファイルを最後まで再生できずに勝手にスキップしていくバグをなんとかする

このバグに何年も悩まされている気がするけど、ようやくだいぶマシな回避策を見つけられて嬉しい 意外とあんまり解決してない!!!!!!、という話です。どういうバグかというと、

  • 一部の MP3 ファイルが最後まで再生できない。5分とかある曲でも、3:01 とか、2:39 あたりで最後まで再生されたことになって (?) 否応なしに次の曲の再生が始まってしまう
    • iTunes の再生時間を変更できる設定とはまったく関係なく発生する
    • たぶん取り込み時のなんらか処理がぶっ壊れていて、一度そういうものとして取り込まれてしまったファイルは常にこのような挙動でしか再生されない
    • 最後まで再生されたことになる地点は、ファイルごとに固有? であり、常にその地点で最後まで再生されたことになる
      • 手動でその地点より先までシークすると、そこから先は本当に最後まで再生できる。その地点を通過しようとするときになんかおかしくなる、という雰囲気
    • iPhone などにその曲を同期してもこの壊れ方は引き継がれる
      • ビットレートが指定よりも高ければこのビットレートAAC に変換する、的な機能を有効にしていると、最初からそのぶっ壊れた地点までの AAC ファイルが iPhone に転送されてくる (3:01 とか 2:39 とかの AAC ファイルが iPhone に同期される)
        • 同期時に iTunes 内で変換してるときにやはりおかしくなっているっぽい
    • この症状が起こる MP3 ファイルは、iTunes 以外のあらゆるソフトウェアでは普通に最後まで再生できる
    • メタデータとかの雰囲気はあまり関係なさそうで、問題が起こるファイルの ID3 タグを全部剥ぎ取った状態で iTunes に取り込んでみても再現することがあった気がする
    • なぜなのかは全然わからないけど、Beatport で買った MP3 ファイルでは高確率で再現する

当然というかなんというか、英語圏でもこのバグは普通に起こっていて、Apple のフォーラムとかで無限に質問されている。"iTunes music cut off" とか、"iTunes song skips too early" とかでググるとこういうのをひたすら見ることができる。

これといった解決策はあんまり存在しないと思っていて、ライブラリファイルを再構築したらよいという説もあるけど、それをやると最初に曲をライブラリに追加した日時が全部吹っ飛んでしまうのでなるべくやりたくない。もっとも雑に回避するには、別のところで MP3 ファイルを AAC とかに変換してから取り込むとよいんだけど、本来必要なかった再エンコードで微妙に音質は悪くなるはずだし、MP3 から AACメタデータを完璧にマッピングするというのは全然自明なことではないのでとにかくこれもやらなくて済むならそれに越したことはない。

で、無駄に消耗しまくってたんだけど、ついにかなりマシな解決策を見つけた。これ。

github.com

このレポジトリに含まれる Fix Truncated Tracks.scpt を、ぶっ壊れた曲を iTunes で選択した状態で実行するとよい (Catalina だと 6 行目を contains "iTunes" then から contains "Music" then に書き換える必要がある *1 )。なんでこれで治るのかはさっぱりわからん……。

注意点としては、

  • 最初に曲をライブラリに追加した日時 は吹っ飛ぶ
    • ライブラリ全部のそれが吹っ飛ぶよりは2億倍マシなので許容できる
  • プレイリストに追加されていた情報も吹っ飛んでいる気がする
    • 一旦曲を消して、再びライブラリに追加したあとに、もともと追加されていたプレイリストの末尾に入れ直す、ということをやっているように見えるけど、なんかちゃんと動いてない?

何もわからない…… これでずっと治ればいいんだけど。


追記 (2020-01-06)

なんか ↑ の方法で微妙に治ってない気がする!!!!!! で更にまた調べてたけど、ギャップレス再生の時間を決めてるところがぶっ壊れてるのではないかという話をしてる人がいた。疲れる…………

Song playback cut off early - Apple Community


こういう感じだと行ける気がする (本当に最悪)

  1. MP3 ファイル (α) をどこかにバックアップし、もとのライブラリのディレクトリからはファイルを完全に消す
  2. バックアップした MP3 ファイルを AIFFエンコードし (β)、さらにそれに Kid3 とかでメタデータをコピーする
  3. 消したファイルの曲を Music.app で再生し、曲が見つかりません的なダイアログから 再配置 → 2. で生成した AIFF ファイル (β) を指定し、MP3 (α) が AIFF (β) に入れ替わった的な状態を作り出す
  4. バックアップしておいた MP3 ファイル (α) について、さらにバックアップを作り、Kid3 で以下のような作業を施す:
    1. メタデータ (ID3v2 タグ) をコピーする
    2. メタデータを全部消して一旦保存
    3. コピーしておいたメタデータをペーストし、また保存
    4. メタデータを Kid3 で一度書き直した的な MP3 ファイル (γ) が出来上がる
  5. AIFF ファイル (β) を削除し、また削除したファイルの曲を再生、再配置ダイアログで MP3 ファイル (γ) を指定する
  6. おわり
    • MP3 ファイルは (α) から (γ) に入れ替わっているが、Kid3 は自分が保持したいメタデータのタグをたぶん完全に取り扱えているので、事実上ファイルのメタデータタグの欠損は起こっていない
    • 最初から最後まで一貫して、ライブラリ上から曲を削除はしていない (実体であるファイルを消しているだけ) なので、Persistent ID や Date Added のような Music.app 外から操作しようがない Music.app 内のメタデータや、プレイリストへの追加状態も完全に保持される
    • MP3 ファイル (α) と (γ) の音声ストリーム部分はまったく同一であるはずなので、音質の劣化も発生しないはず

めっちゃ頑張れば自動化できる気がするけど API 用意されてる AppleScript だけじゃなくて UI 操作自動化的なやつをやらないといけない気がする?それともこういうのとシェルスクリプトをうまく組み合わせたらなんとかなるのか……?

macos - Changing the path to a file in iTunes with AppleScript - Stack Overflow

あとここまでやっても iOSバイスに同期して反映されるのかは結構微妙っぽくて、一旦同期済みのファイルをふっとばしてから再同期させたりするひつようがある……?

*1:scpt ファイルは微妙にプレーンテキストじゃないので p-r とか送ってもなという感じがする、、